2004-01-01から1年間の記事一覧

貧血の人の食卓

年末に貧血 レバーをたらふく食べる。 食べすぎて下痢になり今年が終わる。貧血の人の食卓 (美味しい・ヘルシー・クッキング)作者: 外山圭助,検見崎聡美出版社/メーカー: 保健同人社発売日: 2001/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

悲しみで満たされた嵐

嵐が吹き荒んでいた。ただ悲しみが通り過ぎているかのようであった。 人々の悲しみはいったいどこからくるのか…? 私がその頃悲しみの渦の中にいたとは他の人には分かるはずもないであろう。 パリが懐かしく思えて仕方がなかった。何故だろう?あのコスモポ…

ジェファーソン

デジャブの牛 デジャブとしての牛、ある牛がいた。 のらりのらりと歩を進め、たまゆらの時間を愛でながら、静かに 歩いていた。時間の遥かなる越境。同じ時間。円環。戻り、ながら進む。

遥かに続く循環と或一瞬

ガラパゴス諸島の生き物特に例をとってみれば例えばイグアナは生きる為に海に潜り海草を食べて生きる術を身につけている。できる限りの生きる為の処世術であると言える。 その大地が生きていくに困難に際して、できる限りの生き方をやむを得ずも選びそれがベ…

陰鬱な衝動

陰鬱な空気の下を光が走っていた。 それは幽かな光で、その光の内には一片の邪悪さえ存在し得なかった。 一部の神秘主義者達はそのような光では無く、大いなる光を待っていた。この邪悪に満ちた世界を全て叩き壊し、我こそは一部の選ばれた民だと・・・。彼…

溢れる涙

そう、この夢は新しい予言だ。 慈しみ悲しいほどの、いや美しいほどの予言だ。 未来。 そして、あらたなる欲望。 また、海の底に沈む古き耐熱。 神憑かりの行動。 どうしても、かなわぬ、あれにかみ。 遠い記憶。 押し寄せる津波、暖かい海の…。 よせ!全て…

クリスマスに自分を業火へと導かねば…。 人々が楽しい時に悲哀を、健康に不健康を見出さねば…。生きながら火に焼かれて作者: スアド,Souad,松本百合子出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2004/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46回この商品を…

普段ほぼ垂れ流し状態のうんこ。 クリスマスイヴに便秘。 そりゃサンタも来ないよ…。便秘を治す45の方法 (健康ライブラリー イラスト版)作者: 山口時子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/12/10メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を…

呪われし、かぐや姫

大学病院の庭に可憐なコスモスが風に揺られていた。その小さい蕾みや花弁の白が太陽の光りに反射され燦然と私の目に眩く映った。照る陽の庭…。 花壇の脇で強風に靡く木々の葉は呼吸をしているかのようにさわさわと波打っていた。 私が彼女に会うのは実に4年…

微動なる玉

玉が瑠璃の玉が光沢を放ちながら光っていた…。 水の上を走りながら、クルクルと回りながら…。

モスクとドナドナ

友達の結婚式に行った。今年に入り、高校時代と中学時代の友達と立て続けに3件程結婚式に行った…そして今日は、パキスタンで出逢った或友の結婚式が神戸のモスクであった。 2時間前にそのモスクに着いたが早いので北野の異人館の辺りをうろうろとした。以…

眠る子供と揺りかごの中

子供達が襲われるのは今に始まった事では無い。戦時中も、敵国に居ると差別され虐待された。自分は今、現在安全な場所にいる。しかし、未来は解らない。ここでさえ、子供は連れ去られる危険性を帯びている…。揺りかごの中の赤ん坊にディープキスをする変態と…

島々

島には蝉が啼きしきっていた…。彼の面影をそこの土地に映し…。 熱帯の植物は水の潤いに安堵し、鳥は木の実を突ついて潤おう…。 奇抜な寺がその島に有り、奇妙な美術館と隣り合わせに立ってた。 鯨が島の回りを歌いながら旋回すると、イルカ達は飛び跳ねた。

発砲する警察官

撃たねば彼が撃たれただろう………。紅い鮮血が…、噴き出す。この上なき…。

精神病患者と癌

「ええ、この間まで精神病院へ入院してました…。」 「はい、私の叔母は癌になりました…」 復活と衰亡

美しき形態

美しかった、しかし獰猛な嘘をつく女性だ。彼女の嘘に飲み込まれる寸前の私がいた。何度も信じようとし、実際信じたにもかかわらず裏切られる日々が続いた。しかし、尚も信じようとする心の隙間にひっそりと彼女のイバラの刺の様な言葉が入り込んでくる。

今そこにある歓楽街

酒を飲み干すのは亀。 サタデーナイトで踊る野良猫。極楽鳥と吹き出すマグマ。 そして…歓楽街へと向かう血だらけの悪魔。

チョコ&バニラビスケット

遭難した時はビスケットが役にたつよ。本当だよ!

危ない薬

危ない薬作者: 青山正明出版社/メーカー: データハウス発売日: 2001/10メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 61回この商品を含むブログ (17件) を見る 「人生は死ぬ迄の暇つぶしだ」と言ったのは故、青山正明の名言であると引用したのはクーロン黒沢だ。メキ…

温度の華

疲れが最高潮に達していた。東京、新宮、新居浜とこの一週間でかなりの距離を移動した。 たまらず温泉で療養しようと出かけた。私の好きな明恵峡温泉へと向かったが、たまには別の温泉もよかろうと思い清水のニ川温泉へと車を走らせた。 ジャグジーとサウナ…

作戦7

自動車ロン頂上作戦が本日13時決行予定です、という伝達がファックスで流れて来た。私は急いで民法小事典をめくりながら、対処すべき法律の条項と判例にくまなく目を通した。 法律を知っていると知らないでは後々悔やむ結果となるのは今迄の経験上わかって…

娘猫協会

怪しい上海の街。租界にて…。狂おしく踊り続ける娘猫達。

目蓋の無い女

車の事故、同僚のSさんの右目のまぶたが剥けてベロンベロンになり。キャーと言う彼女の叫び声だけがこだました。

新宮にて

新宮へ着いた。佐藤春夫記念館で檀一雄との特別展が開催されていた。だが、本日は休館日であった。少し寂しい気分で、妄動ならぬ盲動の私は現在の軽挙妄動の頭目として、踊り、喚き、泣き、喜び…。 命の動くがままに…私の命とその周辺を埋め尽くそうと誓った…

ブルーハーバー

深夜、隣の部屋でゴシゴシ、ゴシゴシと何かを洗っている音が響いていた。 先程マグロ漁船が締着したので多分魚を洗っているのだろうと思った。ホテルの窓から外を見ると台湾ラーメンと書いた旗が揚がっている屋台が港周辺のあちこちに出ていた。確かに、今着…

或、動かしがたい一滴の真実

真実はあると彼女は言った。「真理と言い換えてもいいわ、でもそれはあるのよ。」と鋭い眼差しで断言した。 ここにいるのは虚妄だよと言いかけて私は自分の現在の姿をドブのヘドロの中の腐った臭の中に映し、吐き気がした。

西荻窪にて

東京2日目、以前は石神井を目指したが今回は西荻窪へと向かった。パリで出逢った友達が東京に住んでいて会おうと言っていたが急遽用事が出来たとの事で時間をもてあましていた。仕方なく気になっていた西荻窪へと行ったがどうという事の無い日本の町でその…

東京忘年会と歌舞伎町

会社の忘年会で関空から東京へと向かった。上空から見る東京の地はあまりにも当たり前すぎて感慨は皆無に近かった。 しかし別の感情…そう、ノスタルジアとも言うべき感情がしんみりと滲み出す。 空中から眺めたバンコクの茶色い土地と、うねりながら流れるチ…

淡い光

スモッグの間を通り抜ける光りがやがて枯れ野の眩いばかりの紅葉の上をきらびやかに走っていた。落葉の表の色は美しく光り、のどかさと裏腹にその裏は蠢く狡猾たる蟲達の住処と化していた。 光と闇は対立するものでは無く一体であると感じる瞬間がある。その…

死の灰

死の灰が降り出した。間一髪でシェルターへ逃げ込んだ。シェルターのガラス窓から外を見ると、逃げ遅れた人達がこちらに向かって来ていた。何千何万人もの人達が…。 しかしシェルターを開けると私も巻き添えだ、何万人もの人を収容するのは不可能だ。 外で彼…