2004-01-01から1年間の記事一覧
支店内で1万円が足りなかった。疑いの眼差しが私に注がれた。鞄の中身を調べられた。いや俺じゃないよ、と言っても信じてはもらえず。
ゴシック的な黒を身に纏った魔女が現れた。魔女と言っても絶世の美女なる魔女であった。 王国では魔女が現れたのが何かの予兆であると思われていた。 しかしながら、美しかった…。彼女になら、丸焼きにされても本望だと思った。
南アフリカ共和国でのアパルトヘイトは無くなった。地雷は?カンボジアで暮らす日々。豪奢なホテルに泊まる優雅な人々との貧富の差はここでは激しい。日本の物価、最下層の人。地雷に足を吹き飛ばされた名も無き土人。手には羽、足にはブーツ、頭にはシルク…
組長が殺された! 『ちよみ』を捜せという指令が出た。潜魚ホテルで滞在しているとの情報だ。 幹部が総動員で向かった。破壊されたクラウン・マジェスタでホテルへ着くと二手に分れ、先輩の小陸さんが「わしらは正面からドアを叩き突入するんじゃからおまは…
伸ばさなければならない…。とてつもなく…どこまでも?いや目標まで…。 砂糖を伸ばせば綿菓子になり、鼻を伸ばせば象になる。 じゃ首を伸ばせばキリンか?カメの首はどうだ?じゃ君のペニスはどうだ? どこまでが目標?目標に達しても、また新たな目標が設定…
その金魚の鰓を撫でながら。言った。
惑星の一歩。歩む事。奇異。
木々が茂る森の奥。棺を運ぶ人の群れ。アンチキリスト。「今やビートルズはキリストより有名だ!」と叫んだジョン・レノン。屍体を現前にした現実。ヘリオガバルスの向こう側。超男性。近未来の噂話。タンホイザー交響曲。鳩が飛ぶ空。日本的。リバイアサン…
ビルとビルの隙間を吹く風は、なにかしらの気分を運んでくる。生きていくのは自分自身だ。君はどう生きるのか?明日死ぬかと思う時には、悔いの無い全てを惜しみ無く開示するであろう…。それが例え他人の為だろうと結局自身の為になるのだから…。
回収に大阪は貝塚へとはるばる向かった。裁判所で調停で和解をしたにもかかわらず支払いが滞っている或お客様の団地へと…。支店を出る時に店長から「あの人達は家に居ても出てこないよ、私が会ったのは偶然帰ってきた時くらいさ…ま頑張ってくれたまえ」と聞…
休みを利用して、タイはバンコクへ行った。相変わらず熱帯の風が身にしみて、或種の安心感が身にまとわリついた…。 今回は、見知らぬ街へ出かけようとバスを適当に乗り終点まで行くと或キリスト教の教会が目の前に現れた。 なんとなく教会へ入り、イスへ座っ…
店長が異動でA支店へ行ってから、一番古株の人が責任者になって2週間ばかりが過ぎようとしていた。支店へ出社すると、すぐさま電話が鳴り出ると課長からであった。「今日から、本社のK君がそこの支店長になるからよろしく」と言うとすぐにガチャと電話は切…
日本は或意味、マニアックな欲望が闊歩する国になった。今回の奈良の小学生の事件もその一つである。まったくやるせなさばかりがつのる事件だ…。 他の国では、まずあるまい。いや先進国では、欧米ではまた違った形での犯罪が多発してはいるが…。日本と言う飽…
自分の今のレベルは?11か?どうだろう。それぞれ仕事でクリアするべき敵がいる。敵のレベルが高いと攻略するのは困難だ…。そうRPGのように…。
この仕事を通じて家はつくづく重要だと思い知らされる。 今日訪問した家はトタンでできた家だった。三匹の小豚じゃあるまいしと思ったが…。
感覚が落ちてゆく…。スピードがだんだんとあがっていく。どこまでも昇る階段とエレベーター。 カメレオンの臭いが鼻をついた…と感じた瞬間に激辛唐辛子を舌の上に乗せられたような舌の痛みを感じつつ…指の先、爪の間から血が滴り落ちていく、と同時に腹の中…
押し寄せる人の群れ。ここはどこだ?以前夢の中で?見た? 浄化される世界…。 双生児の二つの世界。南国非地。租界…。海の底で生きる人々。
ママ母、だと?なんだそりゃ?ママなのか、母なのかはっきりしてくれ!
男と女が交わる或一瞬の到達点…。苦しみに似た…。 「エロスとは死に至るまでの生への賞揚である」と書いたジョルジュ・バタイユの観念に同調しつつ…。 コンドームが冷たく感じる夜。全てを忘れた帰り…。
ハイファに戻った時にアラファトが死んだという一報を聞いた。 ポルポトも死んだ!しかしゲバラは同等に扱ってはだめだ! 毛沢東は死んだ?北一輝は?宮崎滔天は?しかしその精神は死なずやがてなんらかの形で後世に受け継がれるだろう…。
闇の中で、蚊がブーンと飛んでいた。
「消えろ!」と「キ・エロ?」
アキラとひろしが結婚した。アキラは、「ひろしとはセクスの相性が最高なのよ」と言った。逆にひろしは、「最近マンネリだよな」と言っていた…。時間の流れ?人は変わざるをえないのか?
人が汚染する地帯。苦しむ地球。文化、車が行き交う。歌舞伎町の歌。
ベサと言う名の男
仕事で、ティッシュを配る。今日は、久し振りのティッシュ配りだ。 2箱。駅前でティッシュを黙々と配る。 色々な人がいる。「ありがとう」と言ってもらってくれる人、無視して通りすぎる人、いらないと手をふって立ち去る人、もっと頂戴と言う人…様々だ。 …
ヌード。写真。海。 自分の裸を鏡に映していた。 ペニスが脈打つのは悲しいと思った。 バスローブがワインの残り香がした?いや香水か? 踊るのか?吸うのか?顳かみが疼くのか?アナルに入れるのか? 爛れてゆく…のは…穴か…絢爛の向こう側には?鹿鳴館の崩…
アメリカ大統領選がどうした?世界の警察が起こした戦争はいつか終わるだろうが、それはいつだ? 近未来のロボット達の戦争の果てに…茫漠とした荒野に、汚染された大地の遠くの方で或墓標を見つけた。それが鉄腕アトムの墓標だと確認した私はただ何時間でも…
店長の送別会と新人の歓迎会。いつもの韓国料理屋で…。新人は飲みつぶれていた。その後、会社のメンバーとは初めてのカラオケへ。最後にラーメンを食べて帰ったのが4時、支店で寝て。朝8時に帰宅。 これも過ぎ去りし日の幻影にすぎないのか…。狂騒の果ての…