2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の切れる境目

夢というのは雲に似ている。見る人によって形を変える…。しかし雲は誰もがその形を認識しその形がそれぞれこうだと言うのに対し、夢はその変幻自在の形と個々に即した体験であるというところで決定的に違う。 古くは明恵の夢日記や島尾敏雄の夢の描写、ミシ…

沙漠の虹

邂逅と別離。沙漠とオアシス。虹が彼方に見えた、長い虹。 沙漠の向こうでネオンが瞬く都市、湖の中の島。洞窟に住まう岩窟王子。玉子と卵、目玉焼きとスクランブル・エッグ。彼方に浮かぶ空中庭園。地下へ沈んだ湖底都市。 木の車。叫び続ける虎。バター茶…

これで未来永劫、らもの新作を読む事が出来なくなったわけだ…。 過去のらもの講演での私の質問に答えるらもや、サイン会での握手した時の手の感じを今さらながら再確認しながら…彼と話しがしたかったと無念の思いでいっぱいだ。こう書くとミーハーな感じでい…

倒れる宴

またしても、新人の子が酔いすぎて倒れた…。両親が迎えにきた。バグダッドでは連日テロと米軍の攻撃によって死す人々が多数確認されているというのに、例え急性アルコール中毒で死んだとしてものほほんとした日本の日常でしかない。サマワではセキュリティは…

巡礼

聖地へと向かう道。以前パリで会った友人と歩く。長い人の列…しかしその聖地はどこか知れぬ、唯列の向かう先へと続いて歩くのみ…。

回転祭

祭りは世界中に有り、そのハレの日には人々が熱病のように狂う…。 或、地域を旅した時、ちょうど百年に一度の祭りに遭遇した。その祭りはハッシシを吸いながらまるで岸和田のだんじりのごとく、アラブの男達が電車の上で体を回転させながら、踊るかのように…

特に変化朝顔についての記述は私にとってはインパクトがあった。デカダンな趣味とクローンの未来…。

セクハラな言葉と嬉しい言葉。私にとって言葉とは矛盾に満ちた月の欠片であると言える。

熟れた果実

現前と現実に投げ出された性の在り処。男の希望と女の欲望。お互いのすれ違い。凸凹、なる。 ピンクの林檎を少しかじる。

フランスの授業で幾度となくテキストに載っていた。 朝の食事。 コーヒーを入れた。ミルクを入れた。スプーンでかき回した。煙草に火をつけた。レインコートを着た。そして出て行った。私は泣いた…。 プレヴェールの言葉達。

sex and

快楽の静けさ。逝く事の困難さ…。逝く?とはエロスと死の間だ…。 セクスするのは君?絶えず動くのは私。 中華そばを眺める位置。

ありえない話しとしての小説が好きだ。ブコウスキーにしろ王太郎にしろこういったのは現実にありえないがその描写力が重要で、その世界に引き込まれないと意味が無い。共通しているのは一貫した文体であり、その他の文体で書くと自我の問題が脅かされるごと…

パリで出会った友達に誘われ、ジョン・ケージのライブへ行った。精神が彼方へと動く情緒不安定なライブであった。このようなドラッグ的ライブは初めてだった。音楽の洪水、いや津波。 マロウンは果たして死ぬのだろうか?いや早く死んでくれ!一人きりの宴会…

好きなままに何でも書ければ。赴くままに…。そう、お筆先とも言う。 そう、やっつけたいんだと。殴り書きでいいさ、くらわしてやるさ。 そう、ある意味俺のバイブルであるとも言えるさ。

物憂い釘

ブッシュマンの快楽。ヨーロッパのマニフィック。よろしい、私は満足だ! フランスとイギリスの、日本と韓国の、トルコとギリシャの、イランとイラクの…。隣あった国の微妙な関係。 そう、そうだ。大統領よ!危険だ。サービスの中身。国?あなたの国は?真ん…

夜の果てへの旅

セリーヌの物議をかもし出した作品。そして、前世代が絶賛した作品。しかし、私はそこまでのめりこむ事は無かった。呪詛、罵詈雑言、俗悪、等。色々といわれた作品。 夜の果てへの旅〈上〉 (中公文庫)作者: セリーヌ,Louis‐Ferdinand C´eline,生田耕作出版社…

心持が悲惨

どうだ?人の生きる統べと…。自分の位置が見えない。

呪いと祝福

久し振りにバタイユを読んだ…。その思想は分かりやすくもありまた分かりにくい。エロスや経済に関する文書は圧倒的なまでに叩きのめす力だ。

誕生

私の誕生日。30才とはよくここまで生きてきたものだと我ながら感心する。 人生50年?あまり生きて恥じをさらしたく無いものだ…。

低空飛行

夕焼けのオレンジ色した烈火の揺らめきの太陽が彼方に見えた。 機体は尾翼が半分欠けた状態で尚もシュルシュルとうなりながら大地の上の寸前を駈けていた。

繋がれたロバ

雪が限り無く積もっていた。寒い寒いとは言いながらもチベットの冬よりはましかなと思えた…。実際ゴルムドからラサ迄のバスはバス内の醜悪な汚さと高地へと向かう際の高山病で全く死の行路であった。ラサに着いた日は誰もがベッドに横たわり静かに体調の回復…

アイヌの神

そう言えば言うの忘れてたが、転勤が無くなった。釧路への転勤と言われたのはもう過去か。寒く雪が積もり、長靴を買おうかなと思っていた矢先。

宴の再開

みんな元気。 物は言いようだと’ことばたち’が踊りながら答えた。オリーブオイルで揚げたポテチ(ガーリック味)をボリボリとたまにガリガリと’ことばたち’は食べていた。 成城石井の2002 Comte de Beylac (ボルドーの赤)をオークワで買うと’ことばたち’は…

失われた青春

確かに昇る太陽の下で、夏の暑さを気持ちの良い風に吹かれながら、とことこと歩いていた。 海辺の静かな、道は、静寂で、静けさだけが支配していた。 時折聞こえる、電器店のラジオの音が、その静けさを奪っていた。 過去の色々を思い出し、これからは未来を…

ワらわズの神

照りおすkもオじゃjkらjflかsjfkdlj歳小路ェろいqhrh34くぉ44うjとpfエじゃlkrjfかsldじゃfロ儀へおjg過ljsdkfj歩j不ぉph語彙h里麻植jらsjfじゃsんるつおy不ゃし湯ゴットr湯老い次ljf歳おjdさjfklさjらj:pgjpじゃラdklは氷魚:pqwp:アらjljfだlsj亜s度…

少年と太陽

太陽がのぼっていた。輝かしい陽光を浴びて少年は静かに眠っていた。 彼の寝ている芝生はその陽光により、何にもましてみどりの輝きを周りにまき散らしていた、しかしそれ以上に彼自身が草の生きている緑の臭いを辺りにまき散らしていた。 風が吹いていた、…

返り咲いた紫天蝶

店長が戻った。またしてもイギリスと日本の往復。

暗い道

真ッ暗い道を歩いていると、突然後ろから、足音がして、「ぎょあそひおーーーー」と言う声が聞こえてきた。 すぐに振り向くが、辺りはしんと静まりかえるばかりで、何ものもある気配はなかった。

彼方の星

集合アパートの屋上から見る地上。その地上の光を眺めているのが俺はすごく好きであった。美しい星。 夜の光があちこちに、それぞれ人間のいる位置をしめしている。

華やかなる時間

天使の時間。 時が空中に散っていくさまを眺める時間。 或都市の時間。 虚空に散る時。 浮ついた軽やかな心の時間。 桜の華の舞う時間。 たまゆらに憩う時間。 都市の債務超過。 飛び跳ねる男。 今。 流れる水、ジ・エンド、マニア、富み金たちまち。 樹液と…