旅するのは誰?先輩はこう言った「俺には仕事や家族を捨ててまで旅する事は出来ねえ。」
しかし、私は旅に出なければ死んでいただろうという確信が今でもある。そう死ぬなら旅にでたほうがましさと…。
日本がいやだった。以前にも書いたが…今でも、日本で生活していると或種の安心感が自己を捕えて離さない。それは無謀という観念に対する或種死んだ状況であると言える。
しかし旅を続けていると自分自身に日本で働く事の大事さが芽生え…やりがいのある仕事をしていた時を思いだしてきた、そうして私の旅は終わりを告げるのだ。
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1999/02
- メディア: 単行本
- クリック: 45回
- この商品を含むブログ (7件) を見る