新聞配達人S

 延滞のお客様で新聞配達の人がすでにやばい状況になっていた。
家に訪問するも、オートロックのマンション。
 店長命令で新聞配達の店に張り込み。店に入った所で電話して交渉するとの作戦。

申込時の本人のパスポートの写真を見ながら西郷隆盛似の男を捜す。初めての待ち伏せなのでやり方に躊躇した。
 遠くからだと本人と面識が無いため分かりにくい、仕方なく新聞屋の少し離れた所で路駐することに。しかし、他の配達人は不審な面持ちでこちらを眺める。
 トラックで新聞が店に運ばれた。従業員はそれを店へと搬入する。西郷似の男らしき人物はいない。10分後くらいからパラパラとそれぞれ自転車やバイクで配達に出る様子だ。
 注意して見ているが該当の隆盛似の男はおらず…。
30分後くらいすると。皆配達に出払ったみたいだ。たまらず新聞屋に電話する。
「すみません、Sさん来られてます?」と女性が出られ「いや今日は休みますと今電話があったばかりですわ」と、空振りの結果。すぐに本人の家へと向かうも不在。
 次は探偵の仕事をと考えがよぎる。そう濱マイクのような適当な探偵が希望。
 でもハードボイルな感じもやってみたい。無理か…?。