今年の夏は特別に暑かった
そのせいか蚊が全くいなかった
何かおかしいなと思っていたら
数日後に親指ほどの小さな悪魔が飛んできた
真っ黒な身体に、矢印の尾っぽ
そしてその目は怪しい赤さで
まるで赤い光線を発してるかのような光だった
悪魔は意味不明な悪魔的な言語を話しながら私に近づいてきた。
このままだとみんな悪魔にやられてしまうと思った私は飛んでる悪魔を鷲掴みにして、一瞬どうやって殺そうかと考えた。
猶予は無い、一瞬で考えたのは噛み砕く事だった。
口の中にその悪魔を入れて右の奥歯でありったけの力で噛んだ。
だが、ギョワッと鳴いただけで
その悪魔は死ななかった。
それで私は絶望した…。