湾岸線

 朝、着メロが鳴り響くネットカフェ。
いい加減にしてと思うが仕方が無いのか?その人の起きる時間にそれぞれの着音が流れる。その度に目が覚める。うつらうつらしていると早、滞在時間が過ぎていた。
 延長料金を精算して、細君に電話してミナトへと戻る。
 昼には実家から細君がミナトへ戻り、息子と共に単身赴任先のM町へと高速で向かう。
芽依は行かないそぶりをしていたがいざ行くとなると、私もとお出かけかごにいそいそと入った。

湾岸線はその景色の良さと目的地に着く迄の早さで爽快であった。
 夜であればもっと素晴らしい景色であったろうと感じた。
 部屋に着き必要な物をホームセンターへ買い物に行った。
 車でなくては買えないビールのケースや棚を買い戻る。
 いそいそと細君が部屋を片付けてくれた。
芽衣は落ち着き無く、就寝後も蒲団の上からは退かなかった。