償う命

私の命
 命と命の出逢い
 薄れ行く命
 廃れゆく…
 邂逅する命
 一期の出逢い

 平安時代、中世、第二次世界大戦、戦国時代、三国鼎立…様々な時代を経て
 今現在の命の触れ合い
 やがて思い出す事になるあの日の出逢い
 私と彼女の…
 私と彼の…上司の…彼の…妹の…母の…メイの…
 全てを引き連れて
 私は彷徨う
 そして、時は過ぎ行く
 そして私の命の終わる時…
 走馬灯として残る残像
 彼らの命の終わる時
 脳裏に焼き付くあの日の情景
 悲しみの宴が…その土地に木霊として残る
 そう確かにこだまする