白浜にて

 海は毎年行っている。白浜が好きだ。朝6時に家を出て、白浜に向かった。
山目君とは5年前から共に泳ぎに行っている。去年から、東元君も参加するようになり。今年からは3人での白浜行脚だ。

 予定より早く着いたので三段璧へ行く事にしたが、駐車賃500円もしたので止めにした。
 いつも停める駐車場がどうも今年は営業してなさそうだったので、その近くの駐車場へ停める事にした。そこは、更衣室もついてるしシャワー室もついてるしで1000円なので逆に良かった。
 浮き袋を膨らまし、早速海へ走ったが。 台風の影響で波が高く、浜辺は凄い波が打ち寄せていた。海は多少濁りぎみで、綺麗な白浜を堪能するのはまた来年へのお預けとなったが、打ち寄せる波は楽しく。打ち寄せられるままに、波の進むままに身を任せていた。
 潜ったり、泳いだり、浮いたりで堪能した。浜の近くにファミマが出来ていたので、そこで昼食を買って食べた。帰りも早く帰る事にし、○宮(車庫前)でラーメンを食って帰ってきた。
家に帰って来てからは、日焼けした足の痛みと波に打ち付けられた胸の痛みがこもごも響きあい。宴の終わった後の空虚と寂寞とがまるで今日の波のように自身に打ち寄せ、拾ってきた貝をなんとなく耳にあてると「旅は地獄のかけらである」と言う言葉だけが、私の耳にリフレインしてきた…。