おくりびと

アカデミー賞外国語映画賞を受賞したのはこの映画に対する本木雅弘の熱意が大きかったのではないだろうか。
受賞する前から鑑賞しようと思っていたが映画館で見るとは思ってなかった。
久しぶりの映画館、難波パークスシネマも初めてだった。
しかし映画館で見なければこんなに心を揺さぶられることはなかっただろう。
それが映画、映画館という空間の強みだろう、自宅でDVDで鑑賞したって「ふーん」で終わるだろう。
細部においてはテレビメディアが強い今の日本映画特有の不都合な点も多々あったが…。
納棺師にかかわらずその他の職業にも職業差別はあるだろうし
子供がいじめられるから仕事辞めてよと妻が言うのはもっともだろうが…。

おくりびと [DVD]

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色々と考えていると
藤村操の自殺がなぜか思い出された
彼に倣って言うなら
『大いなる穢れは大いなる聖性に一致するを』
聖と穢れは表裏一体ではなく紙一重なのだろうか…。