サバクへの遥か向こうに月が出ていた。
砂漠の真っ暗な家に差し込む光が旅情をかきたてる…。
「砂漠の果てに行き倒れが理想だな。」とKが言った。
やがてその身体から命の火がもれる迄は生きるのだろう…。
- 作者: 藤田一咲
- 出版社/メーカー: 光村推古書院
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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サバクへの遥か向こうに月が出ていた。
砂漠の真っ暗な家に差し込む光が旅情をかきたてる…。
「砂漠の果てに行き倒れが理想だな。」とKが言った。
やがてその身体から命の火がもれる迄は生きるのだろう…。