土地の名の下で彷徨う

 朝から細君の親戚が家に。従姉妹2人と叔母、子供が4人。騒々しい事この上ない。
ホカ弁を買って食べる。図書館へと逃げる、休みの日くらいは喧騒から離れたい。
 孤独の時間が必要。閉館まで図書館を彷徨う。

 地下鉄に乗り髪を切りに。その後本屋でポプラ社から創刊したプシコという雑誌を買おうと思ったが立ち読みしてつまらなく購入は断念。雑誌の作り方が甘い。
 決まった雑誌を買わなくなってはや数年。最近は特集によっては面白い雑誌もあるが、自分にとって全く興味の無い内容だとまず買わない。あー面白い雑誌は無いかなと散策しながら自分で雑誌を創ってみたいなと思いながら…。もう終電が来る頃になっても街を彷徨っていた。そうこの巨大な街で一人、家路を躊躇しながら…夜の街。街頭の娼婦の甲高い声が耳に不安に響き続けている…。出稼ぎの外国人娼婦の彷徨いと私の変わることの無い彷徨いにはどのような接点があるのだろうかと自問した。