七色の時間

決定的な未来、或いは存在・・・。
携帯電話の着信音がピピピ、ピピピ、ピピピ、と何度も断続的に鳴り続けていた。
今現在の携帯の発展にはまさに目を見張るばかりだ。
単調な機械音では無く、チャくめろに代表されるように、あらゆるをとが、まちのあちこちから、通勤電車のトビラの前でえ座る、女子高生たちの、一種堕落ともとれる・・・しかしそれは健康に裏打ちされた、健康的な堕落だと言えるだろう。