熱帯のプラム

 茂君がSちゃんとひろ君とを連れて、私の家へ遊びに来た。
祖母も最後の旅行かもしれないとの事で、来ていた。或ホテルに滞在していたが、常に誰かがいないといけないと言っていた。「つぎに行くのは永遠への旅行かね」と祖母はぽつりと言った。南部ではプラムの収穫が開始されていた。収穫の際にボートレースの結果が必要との事であった。私が誰かの変わりにボートレースに出場した。しかし乗り物は無しだ。2周半して、結果3位であった。