魅惑の熱

 暑さが通り過ぎる…。
賃貸契約で不備があり、20分の片道を管理会社へ行く。
 汗が吹き出る最中、支店へと戻る。
途中で浮浪者が路上で寝てる。寝てるのか?と訝しく思う。
 死んでいたらどうしようと思うが誰も顧みる者は居ない。
いや浮浪者でなくとも、この暑さでは誰もが進行を止めて、路上で寝たい気分だろう。
 やがて我が身も行き行きて…行き倒れの感がした…。