七夕の想い

 昼前にミナトへ行く。果たして私の家はどこなのかという懸念に襲われる。
現在はホテル暮らしなのでホテルが自分の戻るべき所になってしまっていて、細君と息子のいる所へ遊びに行くような感覚だ…。
 自分の居場所を喪失している現状だ。昼から息子の相手をして夜は空揚げと玉紐を食べてホテルへ戻る、まるで別居中の様相だ…。
 七夕に会う男女…七夕以外の時間を相手の事を思い続ける事が出来るのだろうか?
その愛は永遠を孕んでいるのだろう、まるでメビウスの環のように…。