河童κ

遅々として進まない事々。
 父の記憶。子供の私の記憶。
 どこかに行きたくて父に頼む私。
 或写真。父の靴を履くがぶかぶか…。

 父と一緒に風呂に入るがκが来たと私の尻をつねる父。
 そして、河童との対話
 「また、相撲しようよ」「遊んでばかりじゃダメだよ」
 「遊ぶのが悪いのかい?」「遊ぶのも良いけど、好きな事だけじゃ無く勉強もしなくちゃいけないし…。」
 「どうして?」「どうしてって、自分の事だけじゃダメだよ」
 「どうして自分の事だけじゃダメなの?」「だって世界はお互いつながってるからさ」
 「いやな事でも?」「そう、いやな事でもいずれは自分の為になるのさ、そして相手の為にもさ…。」