手乗り吸血鬼

小さな、手乗りの吸血鬼が…。
 一匹飛ぶ空。
 星が一つ瞬いた。
 危険な夜空。
 どうにかして…その生き物を退治せねばならぬ。
 やっとのことで浜辺へ誘導し、そこで殺す段取り。
 友達を道連れにせざるを得ない状況になる。
 吸血鬼を殺さねば吸われた私が共に吸血鬼になる。
 多少の犠牲が必要と判断する。