眠れパリと彼が言った
 安らかにと彼女がつぶやいた

 やがて彼は朝のコーヒーを飲み干し
 外套を来て…冬の朝出て行った

 ミルクには砂糖を?
 カニ味噌は好き?
 ケーキはババロアが?
 ピザとお好み焼きでは?
 
 好みは人それぞれ
 人生はその二者択一で
 分かれ道を行く
 どちらかを選らばねばならぬ

ねむれ巴里 (中公文庫)

ねむれ巴里 (中公文庫)