悲しみの果ての土地

 遥かなる土壌
 そこはどこ?
 
 質問が愚問

 「ハロー皆さん!」
 「こんにちわ、ペンネームからお願いします」
 「小さい穴、と言います」
 「小さい穴さんと呼べばいいですか?」
 「事々によってはね。」
 「事々?」
 「個人的には嫌いだが…。」
 「わかりました、今日は故郷についてですが…。」
 「故郷とは悲しみの果てにたどり着いた、果てです。」
 「果て?故郷が果てへと戻ってきたのですか?」
 「そうこの世の果てへと旅してきましたがそのたどり着いたそこの土地。」
 「その土地?が故郷だったと?」
 「どうしてかはわからない…しかしそこはやはり故郷でした何故かと何度も自問しましたが…。やはり名づける事も出来ない、そう自分自身ではその名前は当たり前だが…世間では知られない土地の名であったとしても…私にとっては悲しみの果てにたどりついたと思ったが…そこは故郷でした、いや故郷ではないとしても故郷に似た土地でした…。」