重力の都

 陽射しが車を射す。昼から夕方にかけて日の光りが目を射す。
 サングラス無しでは車の運転はきつい。
 この時期からはやっと重い蒲団からの解放だ…。そう蒲団が重いとなんだか息苦しい。
 熱帯での旅では蒲団すらいらない。温度が高すぎるから…。
 インドは暑かった。いや熱かった。シャワーを浴びて、ベットに寝そべるとすぐさま乾燥してなかなか寝つけない事が多々あった。そう恐ろしい速度で乾くのだ、乾燥するのだ。
 で、コーラや7アップ、スプライト等をごくごくと飲む。
 あげくの果てには配給される「やばめ」の氷すら美味しく口に頬張る始末だ。
 そうここニューデリーは暑さという重力が降り注ぐ都だ。