裸電球

 道を走っていると道に面した果物屋があった。煌々とした裸電球がその独特な黄色ともオレンジともいえぬ裸電球特有の光を放っていた。
 周りはネオンが輝いている、その中で一際目立つ。私はまたこのような風景でアジアを感じてしまう。何かしら私の脳裏に映るのはアジアの風景だ。そう最近は特に思い出してしまう。暖かな空気が回りにねとわりつくにつれてアジアの旅の感情が噴出してくる。