蛭と蛙

 昼に帰る。を蛭に蛙と聞き違えた紫天蝶は恐ろしさのあまり送別式に来る事が無かった。理由は風邪をひいたからという、いかにもうそくさい理由をつけて。
 仕方なく皆でピンクへ風俗へ行った。はちきれんばかりの18の乙女が出てきて私のペニスを吸った。
 酒で感覚は少しばかり麻痺していた。最初はおきまりのフェラで。しかしフェラではいくのが困難なので入れさせてと言うと頷き、ゴムをつけて騎上位でまたがり動きだした…。
 乳にむしゃぶりつき「うらら−!」と声を出すと、静かにしてと怒られた。
 怒られながらもいった。少しばかり時間が余った。彼女は「ねえ、あなたも女性なら誰でもいいの?」と聞いてきた。いや男っていくつも愛を持っているものだしその人の好みのタイプもあるだろうし…と言いかけたがやはり男という生き物は穴が有ればイルカやジュゴンでも船乗りとかは性のはけ口として利用すると聞いたし、現に今ここにいる私もHをさせてくれる女を第一に来ているわけだしと女なら誰でもいいわけは無いという根拠を否定するすべを見失っていた。
 ペニスのあからさまな速達。
 せつない快楽。
 たまゆらに出る白さ。
 その出る白さゆえんのせつなさを抱き、今日も男は果てるのだ。