透明人間

朝一番の始発の電車が来た。
乗ると端の席に手袋と傘がちょこんと席に置いてあった。
やがて出発する時刻となり車内は満員になったがその手袋の置いてある席に座る人は皆無だった…。
すると、まるでそこに透明人間が座っているかのような感覚におちいった…。